1.東京を出発
天気は雨。ベクターを履いたシエンタで、東京・赤坂にある日本グッドイヤーの本社を出発。グランデコスノーリゾートへ向かいます。
オールシーズンタイヤは、夏の路面温度が高いときも履けて、そのまま履き替えないで雪の路面も走れるっていうのが、すごいところですよね。
Vector 4Seasons Hybrid(以下ベクター)と、Assurance WeatherReady(以下ウェザーレディー)の走行性能を体感するために、1泊2日で福島県のグランデコスノーリゾートに行ってきました。
ベクターを履いた
シエンタで走行
ウェザーレディーを履いた
ハリアーで走行
ベクターを履いた
シエンタで走行
天気は雨。ベクターを履いたシエンタで、東京・赤坂にある日本グッドイヤーの本社を出発。グランデコスノーリゾートへ向かいます。
オールシーズンタイヤは、夏の路面温度が高いときも履けて、そのまま履き替えないで雪の路面も走れるっていうのが、すごいところですよね。
ベクターは、走らせたフィーリングがとても良くて、首都高の路面のギャップを乗り越えたときも、しっとりと乗り越えてみせてくれるところが好きです。自分で路面を踏みしめながら前に進んでいける感覚があって、自然と楽しくなります。
東北道に入って車速は時速80kmくらいに。
雨が降っている状況でもタイヤが常に路面を捉えて走る感触が伝わってきます。重心が高いミニバンでありながらカーブでも嫌なふらつき感を感じにくい。高めの車速で下り坂のカーブが連続するときもピターッといい形で走っていける。これはまさに夏タイヤに近いインプレッションですね。
ロードノイズが少なくて、意外と静かなのも印象的。
★佐野SAでランチ休憩。
ご当地グルメ
「みみうどん・ボンゴレ・ロッソ風」を堪能!
佐野SAでウェザーレディを履いたハリアーに乗り換えて、さらに北上します。
ウェザーレディは「すごく勇ましいタイヤ」という感じ。荒れた路面では、あえてゴツゴツとした感覚をハンドルに伝えてくるところもあるし、路面から伝わる音もある程度感じられます。
唐突に曲がったりレーンを移ったりした後に、クルマの動きが自然と落ち着き一連の動きがまとまるので快適。
天気が雪に変わる中、無事グランデコに到着しました!
昨夜の雪で積雪は4cmぐらい。気温は2度で、雪がちょっと溶けかかり、柔らかくなって滑りやすい路面を、まずウェザーレディで走行。
アクセルを軽く踏む分にはなんの心配もなく前にコロコロと進んでいきます。
雪解け水が浮き、一部アスファルトが露出している道で、雪からアスファルトに変化する過程でも違和感なく走っていけますね。
滑りやすい場所から急にグリップのある場所に行くときも違和感なし!
シャーベット状態でも、ブレーキをやさしく踏んであげれば自分のイメージした車速を維持できます。
車速が高まればブレーキをバッと踏んだときに滑る場面はありますが、車体が重たいSUVをスムーズに動かすという意味では十分な安心感を与えてくれます。思っていたよりは走れるなっていう感じです。
今度はベクターを装着したシエンタに乗り換えて雪道を走行します。
かなり滑りやすい場所でアクセルを軽く踏むと、結構グイグイ前に進んでいきます。でも、雪が深く轍(わだち)のある所でハンドルを切って走りだすと、カーブで雪が引っ掛かる感じ。アクセルを深く踏み込んだときには若干滑りだし、アクセルを緩めるとまたコロコロッて前に転がっていく。「もう無理ですよ」ってタイヤが伝えてくるのは、ウェザーレディと性格が似ているかな。ベクターは、よりスムーズにクルマが進んでいく感覚があります。
そこそこ前に進んでいけますが、ちょっと強めにブレーキを踏むとさすがに滑ります。でも、滑ってからアクセルペダルの踏み込み量を減らしてあげればグリップが回復します。
片側のタイヤがアスファルトで片側がシャーベット路面の上という状況でも、タイヤが変に滑ってハンドルがとられるようなことも少なくて、足をとられにくいのが良いですね。丁寧に操作すれば普段と変わらない感覚で扱えます。
2つのオールシーズンタイヤを旅のお供に、東京から東北へのロングドライブでしたが、
冬場に路面のコンディションを気にせず、にいろんな所に足を延ばせたのがすごく楽しかったです。
まず、ベクターについては、雨が降っているアスファルトの路面では夏タイヤとして、
雪道のシチュエーションに変わったときは冬タイヤとしてしっかり機能していて、どちらも驚きでした。
路面の変化によるプレッシャーがすごく少なかったのが、初めての雪道でも安心感をもって走れるポイントだったと思います。
SUV用サイズもあるウェザーレディは、普段は街乗り、週末は郊外に出かけるシーンに
ぴったりのオールシーズンタイヤでしたね。
路面が荒れているのか滑りやすいのか、それとも高速域を安定させているのか、ドライバーがその環境に
合わせてどういう心構えで走らせなきゃいけないのかをちゃんと伝えてきてくれるところが良いですね。
雨のアスファルト路面はもちろん、冬の路面でも十分に活用できるタイヤだと思いました。
今回のオールシーズンタイヤであれば、これまで可能性が閉ざされていたかもしれない場所に、
履いたまま出かけられる。タイヤ交換の手間や費用を抑えられる経済的なメリットだけでなく、
行動範囲が広がるのは最大のメリットですよね。
※ドライバー個人の運転技量に基づく感想であるため、万人に性能を保証するものではありません。
※過酷な積雪・凍結があるエリアで走行の場合、スタッドレスタイヤをお奨めします。